勃起力が衰える原因は様々ですが…

勃起力が衰える原因は様々ですが… EDが広く認知されるようになってきましたが、この症状はある意味で自然現象とも言えます。特に、人間は高齢になってくると、少なからずEDの症状が出てきます。単純に性欲が無くなってしまうことも関係しています。また、年齢が上がるにつれてEDが起こりやすくなるのは、勃起を支えている血管、あるいは神経といった部分に、いろいろな障害が発生するからです。これは高齢になると血管や神経の病気が増加することを見てもよくわかります。

 

 加齢に伴って現れるEDの症状は避けられないものではありますが、生活習慣病との関係も強く、ある程度予防が可能です。特にどちらにも悪影響を与え、病気の原因になることとして、不規則な生活、偏った食生活、飲酒喫煙、などがあります。これらは血管や神経にダメージを与えますし、男性ホルモンの作用を阻害します。また、肥満によって脂肪がつき、血液の流れが悪くなってEDが起こることもあります。

 

 血管や神経がダメージを受けることで勃起が阻害される現象の理屈は簡単です。陰茎が固くなるのは、血液が流れ込むからです。その血液の流れが悪くなれば、EDの症状も起きやすいというわけです。また、血液が陰茎に流れこむのは、体が性的な刺激を受けて、神経が脳を介して指令を送ることによって起こります。その神経に障害が発生すれば、同じくEDの症状が出やすくなってしまうのです。他にも、陰茎の括約筋が加齢によって衰えることも原因の一つです。ここが衰えると、持続力に影響を与えてしまいます。

 

勃起力の衰えは年齢が関係している?

勃起力の衰えは年齢が関係している? 年齢と勃起力の関係に関心がある方は少なくないでしょう。誰でも加齢とともに肉体的なパフォーマンスに衰えを感じるように、性的なパフォーマンスにも多かれ少なかれ衰えを感じるものです。

 

 勃起力が最も強力なのは、テストステロンの分泌量が最高に高まる10代後半でしょう。多少の個人差はあるとしても、ほとんどの男性がこの年代を頂点に勃起力もピークを迎えます。思春期は性の目覚めの時期ということもあって、誰しもあのころの性欲の強さは桁違いだったと記憶しているはずです。

 

 20代になると、まだ肉体的な衰えは自覚していなくても、テストステロンの分泌量は減少を始めています。その割合は年に1〜2%とされており、人によっては40代で正常な勃起が可能なテストステロン値を下回ることもあります。そうなると、勃起不全、いわゆるEDになってもおかしくありません。実際、ED患者は年代を問わず存在しますが、40代以降に急激に増加するものです。

 

 このように、何もしないでいると、年齢とともにどんどん勃起力が低下していくのが自然の摂理です。しかし、努力次第では中高年になっても、セックスに支障のないだけの勃起力を維持することは可能です。

 

 努力といっても、特別な血の滲むような努力は必要としません。食事、運動、栄養、睡眠など、テストステロンの分泌を活発にするためにできることを心がけて生活すればよいのです。そのサポートとして精力剤を活用するのも一つの方法でしょう。

 

 もし、生活習慣に問題なく性欲もあるのに勃起しないのであれば、器質的な問題も考えられますので専門院を受診することをおすすめします。

 

勃起力の衰えを生活面から見直す!

勃起力の衰えを生活面から見直す!

 男性は、加齢とともに心身上のさまざまな不都合を感じるようになります。男性に限らず女性にも当てはまることですが、男性の場合、EDという目に見えてわかる変化があるため、大きなショックを感じる人が多いのです。

 

 加齢とともに心身上に不都合が生じるのは性別に関係ないことですが、男性の性的なパフォーマンスに関しては男性ホルモンが大きく関係しています。勃起力に衰えを感じるのは、男性ホルモンの分泌が減少していることが原因と考えてよいでしょう。

 

 また、一酸化窒素の不足もEDの原因の一つと考えられます。一酸化窒素には血管の拡張作用や血圧の効果作用などがあるとされていますが、それが不足するとペニスに流れ込む血流も減少するため正常に勃起しなくなるのです。勃起において重要なこの一酸化窒素が不足するのも、上述した男性ホルモンの減少が大きく関係しています。

 

 男性ホルモンが減少し、それとともに一酸化窒素も減少すると、初めはEDとして勃起に不都合が生じるだけですが、徐々にもっと深刻な症状を引き起こすことがあります。高血圧、糖尿病、動脈硬化などにも注意が必要です。EDはそれらの病気のシグナルと考えてもよいでしょう。

 

 勃起力もそうですが、身体が健康であるためには、生活面の見直しが必須です。特に食事面と運動面に注意してください。勃起力に個人差はありますが、野菜もしっかり食べて特別に運動不足でなければ年齢を重ねても勃起は可能です。EDの兆候が表れているのなら生活面にかなり大きな問題があると考えられます。健康のためにも早急に改善を図りましょう。

 

勃起力の衰退の原因は年齢以外にもある?

勃起力の衰退の原因は年齢以外にもある?

 勃起力の衰退は年齢関係なく起こり得ます。「自分はまだまだ若い」と思っていても、いざという時に下半身が言うことを聞かなくなることは年齢関係なく誰にでも十分あり得るのです。実際、20代の若い人のなかにもEDと診断され、治療を受ける人が一定数存在します。それでは、年齢以外にどのようなことが勃起力の衰えにつながるのでしょうか。

 

 勃起力の衰えの原因は人によってさまざまですが、一般的な傾向としては、若い世代では心理的な原因、年齢を重ねるほど器質的な原因が多くなると言えるでしょう。

 

 若いうちはほとんどの人が肉体的な能力に関して特に衰えは感じません。ところが、マスターベーションはできるのに、女性を前にすると勃起しない人がいます。それはおそらく、不安や過去のトラウマなどの心理的な原因があるのでしょう。過去の性行為でうまくいかなかったことがあり、その失敗を今も引きずり、自信喪失しているという例がこれに当てはまります。

 

 年齢を重ねるほどそのこと自体が原因、つまり、加齢が原因で勃起力が衰えるのは自然なことです。ただ、若くても中高年と同じような肉体的問題で勃起に支障が出ることもあります。たとえば、EDの大きな原因として血管の障害が挙げられますが、若いころから不規則な生活と乱れた食生活を送っていたために、若くして高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病にかかり、そのせいでペニスに十分な血液が流れ込まず、しっかり勃起できなくなっている人もいるのです。

 

 加齢とともにEDのリスクが高まるのは事実ですが、一概に年齢だけが原因とは言えないことがおわかりいただけたでしょう。このように、日ごろの生活習慣が非常に重要なのです。